【数字で見る】2015 神戸マラソン サブ3~サブ4の走りを分析

kinより2015神戸マラソンの参考になるサイトを教えて頂きました。
(kinさん、頑張ったよ・・・。)

せっかくの機会ですので2015神戸マラソンのサブ3~サブ4ランナーの前半、後半のラップについて分析したいと思います。

【分析すること】
サブ4までのランナーの前半、後半のペース配分について

【前提条件】
サブ3、サブ4などタイムはグロスタイム

ラップが5km毎しかありませんので、中間点を境にした前半後半ではありません。
前半を20km迄、後半を20km~40kmまでとして計算しています。
尚、前半、後半のタイムはネットタイムで計算。

招待選手などアップデートのラップが取れない方は除く。(男女共数名)

【グループ分の定義】
今回、ネガティブ、イーブン、それ以外の3つのグループに分けています。

ネガティブ ⇒ 前半より後半の方が速かった人
イーブン  ⇒ 前半と後半ほぼ同じペースで走った人
それ以外  ⇒ 上記ネガティブ、イーブン以外(簡単に書くと後半の方が遅い)

※イーブンペースの定義ですが、後半の落ちが前半の2%迄をイーブンとしています。
 サブ3.0ペースで計算すると前半→キロ4’15″ 後半→キロ4’20″以内
 サブ3.5ペースで計算すると前半→キロ5’00″ 後半→キロ5’06″以内
 サブ4.0ペースで計算すると前半→キロ5’41″ 後半→キロ5’47″以内

それでは、はじまり・・・。

サブ3ランナー

20151120m30
男性でサブ3達成者は377名、内ネガティブ達成者とイーブンで走る方を合計すると約25%になります。4名に1名はイーブンペース以上で走っていることになりますね。

ちなみに、イーブンペースの定義を2%から3%(※サブ3.0ペースで計算すると前半→キロ4’15″ 後半→キロ4’22″以内)に変えてみるとネガティブ10.3%とイーブン26%になり約36%の人がこれに該当します。

同様にイーブンペースの定義を2%から4%(※サブ3.0ペースで計算すると前半→キロ4’15″ 後半→キロ4’25″以内)に変えてみるとネガティブ10.3%とイーブン33.4%になり約44%の人がこれに該当します。

さらに条件を絞って
イーブンのペースを4%迄にした場合でゴールタイムが2時間58分00秒~3時間00分00秒の人の場合

ネガティブ9名、イーブン31名、それ以外38名

となっています。3時間以内にゴールしなければいけないということを考えると、後半大失速しているようでは難しいんでしょうね。私にはよくわかりません・・・。

20151120w30
一方、女性を見てみると、サブ3ランナーが非常に少ないです。母数も少ないのでなんとも言えませんが、男性同様に

イーブンペースの定義を2%から4%(※サブ3.0ペースで計算すると前半→キロ4’15″ 後半→キロ4’25″以内)に変えてみるとネガティブ0名、イーブン5名、それ以外3名

となっています。

サブ3.5ランナー

次にサブ3.5ランナーさんを見てみましょう。
ここでサブ3.5ランナーさんについて書く場合は、サブ3ランナーさんを除いた数字で書いています。(※サブ3ランナーさんの数字も含めてしまうと、速すぎる人の影響が少し出る為)

20151120m35
男性でサブ3.5達成者は1319名(サブ3ランナー除く)、内ネガティブ達成者とイーブンで走る方を合計すると約13.5%になります。サブ3では25%で4名に1名だった割合がサブ3.5になると約半分の8名に1名程度になりますね。

サブ3ランナーと同様にイーブンペースの定義を2%から4%(※サブ3.5ペースで計算すると前半→キロ5’00″ 後半→キロ5’12″以内)に変えてみるとネガティブ7.1%とイーブン16.8%になり約24%の人がこれに該当します。サブ3の場合が比率が44%でしたのでここでも割合が大きく異なってますね。

さらに条件を絞って
イーブンのペースを4%迄にした場合でゴールタイムが3時間27分00秒~3時間30分00秒の人の場合

ネガティブ16名、イーブン33名、それ以外179名

となっています。今年の神戸は暑かったですし、ベストタイムはもっと速いけど後半余力がなくなってとりあえず3.5でゴールしておこうという人もいたでしょうからこのような数字になっているのかもしれませんね。

20151120w35
女性の3.5ランナーを見てみると、
女性でサブ3.5達成者は115名(サブ3ランナー除く)、内ネガティブ達成者とイーブンで走る方を合計すると約22%になります。男性の13.5%と比較すると大きな差ですね。

さらに、イーブンペースの定義を2%から4%(※サブ3.5ペースで計算すると前半→キロ5’00″ 後半→キロ5’12″以内)に変えてみるとネガティブ13.0%とイーブン26.1%になり約39%の人がこれに該当します。男性の24%と比べて・・・(以下略)。
参考までに
イーブンのペースを4%迄にした場合でゴールタイムが3時間27分00秒~3時間30分00秒の人の場合

ネガティブ2名、イーブン6名、それ以外12名

となっています。

サブ4ランナー

最後にサブ4ランナーさんを見てみましょう。
サブ3.5ランナーさんの項目と同様に、サブ3並びにサブ3.5ランナーさんを除いた数字で書いています。

20151120m41
男性でサブ4達成者は1910名(サブ3、サブ3.5ランナー除く)、内ネガティブ達成者とイーブンで走る方を合計すると約10.8%になります。サブ3.5よりも低い数字になりますね。

あと、神戸マラソンでは
男子サブ3.0達成者377名
男子サブ3.5達成者1319名(サブ3達成者除く)
男子サブ4.0達成者1910名(サブ3、サブ3.5達成者除く)

となっています、サブ3.5とサブ4.0の達成者の割合を見るとサブ4.0達成者の割合が低いような気がしますが、神戸マラソンの場合フルマラソン18000名募集の内、年代別チャレンジ枠が2000名あるのでその影響も大きいと思います。

今までと同様にイーブンペースの定義を2%から4%(※サブ4.0ペースで計算すると前半→キロ5’41″ 後半→キロ5’54″以内)に変えてみるとネガティブ4.8%とイーブン12.9%になり約18%の人がこれに該当します。どんどん比率が落ちていってますね。

さらに条件を絞って
イーブンのペースを4%迄にした場合でゴールタイムが3時間56分00秒~4時間00分00秒の人の場合

ネガティブ15名、イーブン41名、それ以外321名

となっています。サブ4クラスのゴールになると、速い人が大撃沈とかしている場合もあるのであまり参考にはならないような気がします。

20151120w41
女性のサブ4.0ランナーを見てみると、
女性でサブ4.0達成者は395名(サブ3、サブ3.5ランナー除く)、内ネガティブ達成者とイーブンで走る方を合計すると約13%になります。今までと異なって男性との差が小さくなってますね。

イーブンペースの定義を2%から4%(※サブ4.0ペースで計算すると前半→キロ5’41″ 後半→キロ5’54″以内)に変えてみるとネガティブ6.8%とイーブン21.0%になり約27%の人がこれに該当します。男性の18%と比べて・・・(以下略)。

イーブンのペースを4%迄にした場合でゴールタイムが3時間56分00秒~4時間00分00秒の人の場合

ネガティブ6名、イーブン15名、それ以外62名

となります。それ以外の人の比率が男性と比べて少なくなりますね。

長々と書きましたが、分析らしいことはこれでおしまい。

2015神戸マラソンのデータのみがすべてのフルマラソンに当てはまる訳でもないでしょうし、比較するなら(可能なら)他の大規模な大会や昨年度や来年度の神戸マラソンのデーターも取ってみるともっと色々なことが見えて面白いと思います。

えっ?来年度もするの???

あ~。結局分かったことは、「女性はクレバーに走っている」ってことかな・・・。

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今月の走行距離119.2km