2018姫路城マラソンレポ2(レース編)

(2018,02,21)

さて、姫路城マラソンのレポの続きです。
今回はレース編。

姫路城マラソンのコースはこんなコース。

キャプチャ

スタート地点から北上していき、16.5km地点まで上り基調。折り返して南へ向かう。途中の30kmからはサイクリングロードに入って32kmまでは下り基調。37km地点までサイクリングロードで北上してそこからは東へ向かって姫路城を目指す。

※ 5kmのラップはランナーズアップデート 1kmのラップは、エプソン君調べ

【スタート~5km 28’39″ 5’43″/km】
(5’55" – 5’33" – 5’41" – 5’38" – 5’40″)

姫路城マラソン。スタート後は姫路駅へ向かっていく感じで都会の町中を走らせてもらえる事に感動した。

スタートしてすぐによねきちさんを見つけて挨拶。少しの間抜きつ抜かれつになったけど、4.5kmぐらいからは背中が遠く離れて行ってしまった。

スタート時について行こうと考えた4時間のペースランナー。ついて行こうと思ったんだけど、人込みで近づけない。しかも結構速いペースで走っていて見る見るうちに離された。4時間ギリギリを目指すランナーにはペース速すぎるんちゃうの?って思って1km過ぎた時点で付いていくのを諦めた。

結果的に私もグロスでサブ4出来ているので少なくとも私には不要なペースメーカーだった。

スタートして少しすると、みきゃんの被り物をした女性を発見。集合場所で来ると聞いていたK岡師匠の奥様でした。当然横にはK岡師匠と、ちょっとサプライズのTHさん。みきゃんがなければ見落としてましたね。

どこのフルマラソンでもそうなんだけど、どちらかというとスロースターターのえーかわは、少しゆっくり入りたいんだけど、周りのペースにつられてスピードが上がってしまう。今回も2kmぐらいからはマイペースでストレス無く走れるようになったので、かなり自重したけど気が付くと速くなっていた。そんな時に上手いこと周りから少しずつ遅れて走っている女性を発見。自分がかかっているいるのを抑える為に後ろにつかせてもらうことにした。

4.5kmの最初の給水。スポーツドリンクは私の大好きなポカリとここで気づいた。ポカリならお腹が痛くならない。すごくラッキーだなと思った。

 

【5km~10km 28’22″ 5’40″/km】
(5’40" – 5’35" – 5’42" – 5’37" – 5’42″)

町中から田舎へ一瞬に景色が変わる。7kmぐらいの横関の交差点を過ぎると雰囲気はいびがわ、篠山って感じになる。姫路城マラソンの高低差を見ると上っているんだけど、スタート後ということもあり、余り上っている感がない。水曜日に刺激入れで2km走ったのが幸いしているのか、呼吸も落ち着いていていいペースで走れている。

予定通り7.5kmでマグオンを食べる。アップルとグレプフルーツ2種類をユレニクイに入れていたけど、取り出したら最初はグレープフルーツ味だった。

 

【10km~15km 28’41″ 5’44″/km】
(5’36" – 5’34" – 5’41" – 5’48" – 5’45″)

前を走っていると思っていたごえもんさんが後ろから追いついてきた。恒例のトイレに行っていたみたいでした。少し話してスピードが違うので付いていくのを諦めた。って書いていたんだけど、こえもんさんのレポみたらもっと話したかったらしい。っていうか私的には話したつもりだったんだけど・・・。これからは誰かと一緒になっても話してくれないな~。(笑)

この区間姫路城マラソンの公式サイトみると、例年は北へ向かう時は向かい風らしい。

20180209a

前半抑えて、折り返してから下り基調の追い風でタイムを稼ごうと思っていたのですが、走っている時に幟を見るとどう見ても追い風になっているし後ろから風を感じる。その分サブ4ペースで走れているんだけど、折り返してから向かい風は嫌だなーと思った。

 

【15km~20km 27’55″ 5’35″/km】
(5’44" – 5’30" – 5’28" – 5’27" – 5’36″)

とりあえず、折り返しの16.5kmを目指す。折り返し手前になると雪が降ってきた。集合場所でまくりくままさんにこの地点は天気が姫路と異なることがあるから雪かも知れないと聞いていたので動揺しなかった。スタート時から被っていたビニール袋はそのまま着用していたので少し寒いけど許容範囲って感じでした。ここで2個めのマグオン。今度はアップル味だった。

姫路城マラソンを走る前に勝田マラソンや別大マラソンのレポを読んでいて刺激を受けていたんだけど、この雪。祖先がペンギンかもしれないPPさんだった大喜びで走るんだろうなーとか思っていた。そんなこと考えれるぐらいだから余裕あったんでしょうね。(ちなみに今回お腹のホッカイロも真似てみました)

折り返しといっても、厳密にはスライドではなく、道路をぐるっと回る感じ。折り返して向かい風きついかなと思ったけど、折り返してからの南へ向かう区間、たまに向かい風がふいているなーと感じるぐらいでそれ程気にならなかった。

ここから、32kmまで下り基調。キロ毎に数秒でいいので貯金をしたい。でも無理は禁物。高低差をあらかじめ見ているかならのか?本当に緩やかなんだけど微妙に下っていると感じる。ここまではいい感じで走れている。とりあえずハーフ通過でどの程度のタイムか確認したかった。

 

【20km~25km 27’30″ 5’30″/km】
(5’25" – 5’28" – 5’22" – 5’35" – 5’21″)

20km通過。予定通りアミノバイタル、コムレケア、足が気になったのでロキソニンを1錠摂取。

この区間も時折向かい風を感じるけど、突発的に吹く向かい風以外は気にならない。加古川の最後の向かい風に比べたらそよ風みたいな感じ。気分的なものなのか?私的には風が舞ったりして、たまに追い風にもなってるように感じることもあった。

ハーフ通過。グロスで2時間1分ぐらい。時計を見るとネットで1時間59分25秒だった。単純に倍にして大体3時間59分丁度ぐらい。PBが3時間59分06秒だからギリギリPB出るかどうか?

ここまで、余裕がある訳でもないけど、ない訳でもない。それでも下り基調になっているからなのかエプソンのタイムも自然に5’20″台が出ている。当面はペース維持に努めて出来るなら30kmでメイタンを摂って32kmからの上りに備えれれば理想だと思った。

22kmを過ぎて3個めの補給食。今回はマグオンのアップル味だった。食べながら走っていたんだけど、食べ終わって捨てるところがないので手に持ってずっと走っていた。

 

【25km~30km 27’59″ 5’35″/km】
(5’32" – 5’24" – 5’37" – 5’37" – 5’36″)

25kmを通過。2時間21分7秒。この時点で初めて自分の持っていたラップ表を確認。ネットサブ4だと残りを5’44″で走ればOK。残りを楽に5’44″では走れないけど、無理な数字でもない。とりあえずマイペースを心がける。

この区間で、左前方に山ちゃんシャンシャンとおぐらさん忍者、サトさん顔ナシを発見してサブライズ応援で驚く。と同時に捨てれなかった補給食を渡して処理をお願い。(ありがとうございました)

その後、疲れてきたしペースが落ちてきたのでちょっと早いけど26km過ぎでメイタンを摂ることにした。

私の場合、メイタンを摂って2kmぐらいから効力を感じだし、目に見えてわかる有効距離は3km。今摂ると32kmからの上りに入る頃に効力が切れる。迷ったんだけど、先に摂って勝負をかけることにした。

メイタンを摂っている最中にTHさんとK岡夫妻に応援をしてもらう。サブ4取るようにと檄をとばされる。

 

【30km~35km 28’25″ 5’41″/km】
(5’42" – 5’36" – 5’37" – 5’38" – 5’44″)

30kmから夢前川サイクリングロードへ。コースが細い分、応援してくれる方との距離が無茶苦茶近い。周りも私と同じスピードぐらいなので走りにくいということはなかった。いつも走っている秋篠川沿いみたいな感じ、しかも応援があるので気分よく走れた。

30km通過、ネットで2時間49分06秒。何事も無かった場合の私のサブ4圏内は2時間48分00秒と思っている。残り12.195kmを1時間12分なら走れるけど、今回は1時間11分。32kmまでは、一応下り基調。そこから37kmまでが上り基調なので、35kmまでが最初の勝負と感じた。

勝負とは感じていたんだけど、下り基調でメイタンを摂ったのに32kmまでタイムが上がっていない。ただ走り自体は変わっていないと感じたのでおそらく風の影響だと思い込むことにして走っていた。

32kmを折り返して上り区間へ。といっても上っているとは感じず平坦を走っている感じ。少し走ると、サプライズでカブトムシさんが応援してくれていた。

この区間でやけに後ろから元気に応援に応えているランナーがいた。後で知ったけど、ゲストランナーの小林祐梨子さんだった。いやもう本当に余裕で走っている。それでも、周りにこのまま走れば4時間切れますよと言いながら過ぎ去っていった。

 

【35km~40km 28’05″ 5’37″/km】
(5’47" – 5’46" – 5’36" – 5’24" – 5’29″)

35km通過。3時間17分31秒。サブ4で走るには残り7.195kmを約42分30秒。キロ6でちょい足りない。感じないけどやっぱり上っている分ラップが上がらないのか。でも6分を見なければネットサブ4はいける。幸いにもここまで攣りそうな兆候は一切出ていない。

おそらくネットではサブ4出来るだろうと感じた。ただ狙っていたのはネットPB。6分を切るペースぐらいでは足りない。

サイクリングロードが終わって道幅が広くなる。応援からもサブ4いける。と声があちこちからかかる。

ここで3週前の木曽三川の最後を思い出した。あの時の4周目、いま走っている道は姫路城に続いていると思いながら頑張った。あの時走ったから今も走れている。

37kmで夢前川から右折して姫路城を目指す。右折してすぐに感じたのは強烈な追い風。(強烈じゃなかったかもしれないけど)背中から押される感じ。しかも37kmからは下り基調。

曲がってしばらくすると応援隊見つけてくれて声をかけてくれた。

残り約5kmの勝負。加古川は残り7kmから向かい風がきつく、しかも朦朧としてサトさんが並走してくれたことも知らなかったし転倒もした。今回は、応援には余り応えられなかったけど意識もしっかりしている。まだ走れている。

足は少し攣りそうだけど無理しなければ持ちそう。念のため最後のマグオンを摂った。

追い風に代わっていたので、なんとなくなんだけどこのペースで走ればグロスでもサブ4出来ると感じた。お願いだから、追い風止まないでと祈っていた。

最後の給水。ポカリを飲んで、その後、水を何個か取って気合を入れる為に頭からかぶる。あきらかにボランティアの人からは変な目で見られていた。(笑)

 

【40km~ゴール 12’04″ 5’29″/km】
(5’30" – 5’25" – 5’24″)

40km通過。

電光掲示板の時計が3時間47分04秒。電光掲示板のタイムなのでグロスタイムだ。残り約13分。相変わらず風は後ろから吹いている。

最近は何事もなければ残りを12分台で走っている。グロスでもサブ4もほぼ確信した。

ただ12分後半だと、ネットでPBだけどグロスでのPBは届かない。ここまできたらネット、グロスともPBでゴールしたい。

グロスPBだと12分台前半が必要。いまのペースを維持できればいける。ここで脚が攣っては元も子もないので最後の切り札として、攣り対策で持っていたマグオンの顆粒をソフトフラスクに入れていた「オレの水」で流し込む。

姫路城が近づいていた。応援が熱い。この雰囲気すごく嬉しくて泣きそうになった。

ゴールまで残り数百メートル。反対車線からなーくんが声をかけてくれた。既に着替えていた(笑)のできっといいタイムで走ったんだろうなーと思った。

ゴールまであと少し。加古川の時は最後飛ばしてサブ4確信したのがギリギリだったけど、今回はゴールの電光掲示板の3時間台を見ながら走れた。時計を何度も見ながらゴール。

グロスでもサブ4出来て嬉しかった。
今まで走った中で一番の会心のレースだった。

 

今月の走行距離 61.3km